「今思い出した…」 「ははっ、忘れてたのかよ」 出来ればずっと忘れていたかった… 「……で、決めたの?あたしに何しろって言うのよ」 さっきまでの穏やかなムードが… 「んーそれなんだけどさ…」 頼むから変なこと言わないでよね… ――そう願ったあたしの耳に届いたのは、予想もしない言葉だった。