サビに入る。 新堂の声が、あたしの伴奏にのって… ――なんだかすごく心地良い。 時間は止まってて、空気も止まってて、風も何も吹かないはずなのに。 この空間だけ、なんだか暖かい風に包まれてるような感じ… 自分の伴奏に、誰かの気持ちがこもった歌が重なるって…こんなに心地良いものだったんだ… 忘れちゃってた。