【完】たいむ・いず・すとっぷ!?



軽くツッコミながらも、思ったよりも距離が近いことや直球に褒められたことに、なんだか急に心臓がドキドキし出して…


それを知られるのが嫌で、弾くのをやめてさりげなく新堂から離れる。



いきなりそんな褒めないでよ……



適当に他の楽譜を手に取って、赤いであろう顔を隠すようにして見る。


…音なんて、入ってくるはずないけど。



「…ぷっ。楽譜、逆ですけど」


「……はっ」