「いちいち抱いた女の顔なんて覚えてねぇよ」 「何それ!悠真くんひどぉい!」 「はぁ……。俺、もう帰るわ」 学校なんて、媚を売ることしか脳に無い女が集う場所だ。胸くそ悪い。早いとこ帰ろう。 俺は鞄を持ち、席から立ち上がった。 「悠真帰るのか?」 「あぁ」 「じゃあ、俺も帰ろっかな〜」 「ちょ、ちょっと!ハルルも一緒にサボりたぃ!」 女のことはガン無視し、俺は友人の 岡本拓海(おかもとたくみ)と共に教室を後にした。