星になるまで☆短編


「いえっ、違うんです…。その…同姓同名で…?」

「昔の彼氏と?」


井上さんはあたしをまっすぐみて聞く、


「…はぃ。でっでも別人です…し…。うぅ…」

「…これ。良かったらいつでも連絡してください。」


井上さんはあたしに強引に名刺を渡して行ってしまった。

その名刺に写っている井上さんは斗真くんにそっくりで…。
でも斗真くんはこの世には存在しなくて…あれは別物で…
だけど気付いたらあたしな井上さんの背中をおっていた。


「井上さんっ!」

「おっ。」


勢いが止まらなくて一緒に転んでしまった。井上さんは腰をかがめて起き上がる。


「どうしたんですか?」

「あたし…あたし…」