彼こそサダメンだ!




日向子は確信に満ちた。


ふと横にいる達也が目に入った。


達也も捨てがたいが、部長がやはり最有力候補だろう。


どう見ても格が違う。


ただ彼が運命の男だったとしてどうアプローチすればいいのだろう?


部長ともなれば、そうそう話をすることもなさそうだ。