「どうぞ」


久しぶりの涼君の声だな~。


そんなことを思いながら、私はゆっくりと扉を開けた。


「久しぶり」


「真冬!?お前、アメリ力は!?」


ふっふっふ!


作戦大成功!!


絶対に驚くと思ってたんだよね〜♪


っていうか、予想以上の驚きですよ。


ここ、私が通う学校でもあるんだよ?


いてもおかしくないからね?


いや、アメリカにいる私がいたらおかしいか。


「一時帰国。双龍の方でちょっとね」


「何かあったのか?」


「ん。ちょっと」


相談…しよっ…。


今しか時間ないだろうし…。