続・夜に舞う桜~夜桜~

夜桜の服装でよかった。


これならフードさえ被ってしまえば、モデルの真冬ってバレない。


今は大事な時だから。


目立つことは許されない。


…いた!


フードを深くかぶる。


これで顔は見えないはずだ。


「おい。お前ら」


私はすぐさま夜桜モ一ドに入る。


夜桜になった時って、どうして声が低くなるんだろう。


ずっと不思議だったんだよな。


今考える事ではないけど。


「あぁ?何だ、てめぇ」


「よく見ろよ。こいつ、いい体してんぞ」