続・夜に舞う桜~夜桜~

美優side


「…ちゃんと言ったわよ」


『そうか』


それだけ?


他に言う事はないわけ?


「私はあなたのおもちゃじゃないのよ!?」


『知ってる』


「…じゃあ、自分で聞きなさいよ!」


私は電話の主の態度に、声を荒げた。


そろそろ誰かに頼るのはやめたら?


もう立派なモデルなんだし、やれば出来るはずよ。


それでも誰かを頼るのは…不安だから?