続・夜に舞う桜~夜桜~

え……?


圭が…私を?


「ずっと、好きだった。夜桜で強いということはわかってる。それでもお前のそばに立って守りたいんだ」


そばに立って…。


それは総長と姫という立場ではなく、恋人としての立場…?


私は…私の気持ちは…?


わかんないよ…っ。


恋なんてしたことないもん…。


どの気持ちが恋なのかわからないっ。


「…返事はいつでもいい。だけど……避けないでくれ」


私はうなずくと、ドアの近くまで行った。