続・夜に舞う桜~夜桜~

「おせぇよ」


向かってきた拳を受け止める。


うわっ、軽いパンチだな。


その辺の汚ねぇ族の方がまだ重いぞ?


拳を受け止めたまま、俺は男の顔を殴った。


男はカエルのような声を出して倒れる。


予想以上に弱いな。


「チッ」


舌打ちしてから殴りにきた男も、回し蹴りして終了~。


口だけは達者だな。


俺に喧嘩売るなんて、100年早いつぅの。


はぁ…疲れたし、ホテルに戻るか…。