続・夜に舞う桜~夜桜~

何を買おうかな〜。


服もほしいし、アクセサリーもほしいし…。




「っ⁉︎」


な、なに!?


突然腕を捕まれ、驚く。


しまった、油断しすぎたっ。


このこと悠にバレたら説教ものだな…。


「ー緒に遊ばねぇ?」


私の腕を掴みながら、ニヤニヤ笑ってるいる男達。


気持ち悪っ。


両耳に大量のピアス、あ、舌にもある。


かっこいいとでも思ってるのかな?


「いや。離して」


私がそう言っているのも無視して、路地裏に連れてこられた。


早く離してくれないかなぁ…。


てか、早く離さないとヤバイのは自分たちだって早く気づかないと知らないわよ?


「む~り」


でもまぁ、路地裏につれてこられたのは良かった。


これなら夜桜になっても大丈夫。


私は目を閉じ、深呼吸をする。


そしてゆっくり目を開く。






「てめぇら、その汚い手を離せ」