「お前はどうして悩んでるんだ?」


それは……。


「天龍の事なら大丈夫だ」


舜太の言葉に、口の端を上げる。


さすが双子だな。


よく分かってる。


「天龍はまかせろ!そのかわり、1年で戻ってこい!」


「…サンキュー」


俺は社長に電話をかけた。


この決意が変わらぬうちに…。


「社長。先ほどの件ですが、行きます。ぜひ行かせて下さい!」


絶対に世界一になってみせる!!