続・夜に舞う桜~夜桜~

「天龍に連絡してくれ」


私はコソッと、近くにいた俊に言った。


「は!?」


「…幹部は大丈夫でも、下っぱが危ねぇ」


幹部がいなかったら、下っぱはもっと危ねぇ。


どうにかみんなに伝えないと。


「…分かった」


「サンキュー」


これで、少しは大丈夫だろう。


いきなり来られたら、アウトだからな。