続・夜に舞う桜~夜桜~

「じゃぁ、行くぞ!」


特攻服を翻し、倉庫の外へと出る。


倉庫は怪我人たちの安静場所にするから。


それに、狭いところより広いところで戦った方がいいし。


「「「「はい!!」」」」


大きな音を立てるくらい、思いっきり扉を開ける。


そこにいたのは、鉄の棒を持った数十人の男達。


「どうも。双龍さん」


こいつら…。


見た感じは少ないが…結構いるな。


100人は超えている。


正面にいるのは30人くらい。


残りはどこかに隠れている…か。


「こんにちは。始める前に1つ聞くぞ。なぜ双龍を狙う」


夜桜モードへと変わり、質問する。


いや、これ一番気になるところじゃん?