続・夜に舞う桜~夜桜~

バイクをぶっ飛ばし、倉庫へと急ぐ。


俺も悠たちもバイクの運転には自信があるし、警察に見つからないように裏道を使う。


そのおかげか、倉庫には10分もかからずに着いた。


倉庫にはすでにみんなが集まっていた。


「総長!何かあったんですか!?」


「どうかしたんですか!?」


俺の雰囲気がいつもと違うと感じたのか、下っぱが聞いてくる。


たっく…悠は一体なんて説明したんだ?


冷静がかけてんだけど。


「落ちつけ」


俺の言葉で、面子達は一斉に静かになった。


説明するから。


今は冷静になれ。