続・夜に舞う桜~夜桜~

「いた!」


舜太が指差す方を見る。


そこにいたのは、倒れている男達と…。


冷たい目をした真冬だった。


あれが真冬…?


別人みたいじゃねぇか…。


いったい真冬に何があったんだ?


「ま…ふ…ゆ?」


俺達に気づいた真冬が、倒れている男達に何かを言った。


その瞬間、男達は走るように逃げて行った。