続・夜に舞う桜~夜桜~

「しかし、黒龍が復活するなんてな…」


悠の言葉に頷く。


俺も復活するとは思ってなかった。


あの時に、復活できないくらい潰せばよかった。


…少し手加減をしたのが原因だな。


ま、今さら後悔しても遅いけど。


「ああ。闇打ちをするのは復讐のつもりだろ」


それしか思いつかねぇし。


潰されたぐらいで復讐とか。


復讐するぐらいなら正気に戻りやがれ。


「いやっ…はな…してっ…」


微かに聞こえた女の子の悲鳴。


本当、この街はクズの塊だな。


「行くぞ!」


「「ああ!」」


俺達は悲鳴の聞こえた方に向かった。