それより早く着がえよ~。


この時間がもったいないしね。


遅い〜!って俊が入ってきても嫌だし。


「じゃ、着替えてくるね」


「おう」


悠の返事を聞き、総長室に入る。


毎回思うけど、なんでこんなに広いのかな?


まぁ、初代にも考えがあったんだろうけど。


私はそんな事を考えながら、ショートパンツにはき替える。


中にTシャツを着て、上に桜が描かれた黒色のフード付きの服を着た。


これで、最後にポニーテールにして夜桜モードになれば…。


夜桜の完成!


うんうん、毎回思うけどいい感じにポニーテールが出来てる!


「真冬ー。準備できた?」


「うん、できたよ」


もう4時すぎか。


そろそろ行くとするか。


総長室から出て、談笑中のみんなに声をかける。


「行くぞ」


「「おぅ!」」


こうして俺達は、黒龍の情報を求め、夜の街へと向かった。