続・夜に舞う桜~夜桜~

思いが通じたのか、悠が電話に出た。


『…何だ』


「真冬がいなくなった!知ってるか!?」


『…ああ』


「本当か!?どこに…」


『言えない』


“どこにいるんだ?”と聞こうとしたが、悠によって遮られた。


言えない?


なんで言えないんだ?


「それは何でだ」


俺は悠の言葉をまった。