まさかの日本かよ!


どうりでいないわけだ。


てっきり、アメリカのどこかにいると思ってたし。


「今の龍?」


美優?


なんでここにいんだよ。


いつの間に入ってきたんだ?


しかも椅子に座ってくつろいでるし。


お前の部屋じゃねぇだろ。


「ああ」


「そう…。真冬によろしく」


「ああ。じゃぁな」


服は向こうにあるからいい。


パスポートとお金さえあれば大丈夫だ。


さて、我らが姫を迎いに行きますか。


俺はホテルを出て、すぐに空港へ向かった。