*** 「何で?」 嬉しいよ。憧れの君と友達になれるなんて。 でも、僕と君は今まで一度も話したことが無かったじゃないか。 「私ね、友達がいないの。高嶺の花だって言って私と関わろうとしない。そんな私に初めて興味を持ってくれたのが君だったの」 「だから君に後をつけられたとき嬉しかった。私のことを知ろうとしてくれるんだって」 変わった子だなと思った。 後をつけられて嬉しいだなんて。 「私のことを知ろうとした君に私は興味を持った。ねぇ、私と友達になろうよ」 ***