夏恋迷路◆だから僕らは夢を見た【短編集】



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森を進んでいくと、一箇所だけ綺麗に整備されている場所があった。


そこに建っているものを見つけたらしいあの子は“それ”に向かって近づいている。



その場所にポツリ、と。
この場に不釣合いのものが。







それは、“お墓”だった。



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