「瑞羽どうしたの?
そんな浮かない顔して
ほら、お昼ご飯食べるよ!」




気分は良くないのに
お腹は空く。



あれ?ない?
バックの中をくまなく探してもない。



「あー!お弁当忘れた!!」




「いつも完ぺきな瑞羽が忘れるなんてめずらしいー」




はぁー。


いいことがない。








『えっなんでここに??』



『うわーやっぱかっこいい~』


『きゃー///』




女子達の甘ったるい声でいっぱいになった。





「ねぇ、瑞羽いる??」



「えっ??瑞羽って、宇野瑞羽?」



うるさかった教室が嘘のように
教室が静まりかえった、、、




やばい。




おそるおそる後ろを振り返ると




やっぱり。





福田 佑。





「あっいた。」



キス男は満面の笑みで

こっちを向いた。





その男の手には“お弁当”




「あっ!!」