「るーちゃん。」


後ろを向くと

暗い顔をしている

ミサがいた。



「どうしたの?」


「りっちゃんが呼んでる。」


軽く返事をしてから

りっちゃんの席に行くと

机に鏡を置いて

マスカラを塗っていた。




「今日仕事??」


「ううん。

彼氏とデート♪」


「え?!嘘っ!!

彼氏出来たの?」


「うん。」



「誰々?

この学校の子?」


興味津々で聞いていると


りっちゃんは悪魔のように

微笑んだ。




「るいのよく知ってる人だよ。」