あたしは雄平の 腰くらいに手を回した。 雄平は嫌がらずに むしろ応えるように あたしの頭を優しく 撫でてくれた。 誰かの温もりが 欲しかった。 だから この場所に 来たのかもしれない。 …………雄平と初めて会った、 この場所に………_。