「とりあえず授業抜けるよ」



りっちゃんの言葉で

あたしは腕を引っ張られた。







「ミサキ。

鍵貸して。」

ミサから第2音楽室の

鍵を受けると

ためらいもなく


すんなり開けてしまった。