「………。」 「………。」 ………沈黙の中を 破ったのはあたし。 「……………いります?」 「え?いいの?」 「あ、はい。」 先輩はキラキラした目で メロンパンを取った。 あたしは苦笑いをして 教室戻ろうとした瞬間…ー ………また引き留められた。 「中庭のベンチで 待ってて。」 それだけ言うと もう先輩はあたしの腕を 離していた。