「ゆ、……うへい……」 息が詰まりそうなくらい びっくりした。 目の前には病院から 抜け出したんであろう姿で 雄平がいたから。 「雄平。 早く病院戻らないと!!」 あたしが焦っていると 雄平はニコッと笑い “大丈夫”だと目で訴えた。