息を切らして 公園の前に立っていた蓮を 走って迎えに行った。 「………が………だわ_」 「え?」 蓮が息を切らしているから うまく聞き取れなかった。 「やっぱ、るいが好きだわ。 雄平と同じ髪色にすんな。 すげぇ、妬ける。 今何してるんだろうとか どこにいるんだろうとかさ、 気付けば、るいのことばかり 考えてんだよ。」 蓮は、蓮に、蓮が、蓮を……_ 「いや!止めてよ!」