もう思い出してはいけない人。 「ゅぅ………」 蓮を忘れるために 雄平の名前を呼ぼうと思ったら 『♪……~♫♪~~…♫』 懐かしいメロディが 鳴った。 この着メロを忘れるはずがない。 忘れられるはずが、ない。 通話をわざと切り 雄平に帰ると言って 急いで帰った。