「ほんと、ありがとう。」 お兄ちゃんが作ったのであろう いびつなおにぎりを口にし あたしは急いで教室へと向かった。 『キーンコーンカーンコーン……_』 チャイムが鳴る直前に 教室に入り あたしは素早く席に座った。 だけど、金髪だからか クラスのみんなも 先生も驚いて見ていた。 その視線が嫌で 窓の方をじっと眺めていた。