「ねぇ、家出少女でしょ? 儲かるとこ知ってんだけど来る?」 パッと顔をあげると 茶髪でいかにも チャラそうな男が ニコニコしていた。 「……………………連れてって。」 「うわぉ。大胆じゃん。」 危ない人だと分かっていた。 だけど、もう、 めちゃくちゃに すればいいと思った。 自分の人生だもん。 もう何でも良い…………。