雄平とキスをするとき 思い出すのは蓮の顔……。 別れても あたしは毎日 蓮は、蓮に、蓮の、蓮を……― そんなことばかり考えてた。 「るい、早く食べたい。」 「あ、うん。 はい、どうぞ」 雄平に食べさせると 嬉しそうに微笑んだ。 その笑顔にいつもすごく 罪悪感が生まれる。