「あんた頭可笑しんじゃない? そりゃお金は大事だけどさ どうでもいい人間なんて この世にいないんだよ。」 あたしはまだまだ 言いたいことがあったのに 蓮に止められた。 「こんなやつに話す必要ねぇよ。 とりあえず、電話番号 教えろっつってんだけど。」 胸ぐらを掴みあげ 番号を聞き出した。 「るい、お前かける?」 「うん。」 海外だろうと関係ない。 親が子供の心配しなくて どうすんのよ。