「ちょ………るい待て!!」



病院から出てから

蓮に腕を掴まれた。



「蓮、離して。」


「お前だけが行っても

入れさせてくれるわけねぇだろうが」


蓮はあたしの手を取り

一緒に走ってくれた。







「れんっ…………!!!」



走ってる途中

あたしは蓮を呼んだ。


「あ?なんだよ。」


「ありがとう!!」


大きな声で言うと


少し照れくさそうにしていた。