「分からないって…… どうゆーことですか?」 ミサは凍りついた空気を 破るように口を開いた。 「目が覚めるかが 分かんないんだ。」 「…………………。」 「…入らせてもらえませんか?」 気付いたらあたしは そう口を開いていた。 「まず、木下くんの 親と話がしたいのだが………」 辺りを見渡しても 雄平の親は居なかった。