「ちょっと!!!!!るい!!! 今すぐ病院来て。」 りっちゃんがあまりにも 声が大きすぎるから 耳からケータイを離した。 でも次の瞬間 もう一度ケータイを 耳に近づけた。 「……………かも、しれない」 「え?聞こえな…―」 「木下先輩、 死んじゃうかも知れない!!!!!!」 「な、に言って……」 「とりあえず、今すぐ来て……」 それだけ言うと 電話は切れてしまった。