「…………ねぇ、蓮」


「あ?」


重い空気の帰り道の中

あたしは口を開いた。


「雄平、どっか行くのかな?

なんかさ………すごく最後の

お別れの挨拶みたいだったよね。」


あたしがそう言っても

興味無さそうに

大きい欠伸をしていた。


「そうだな。」