「るいが行く高校を調べて

オレもここに入った。」


「………じゃあ、何で?

何で浮気したの?」


あたしが好きなら

もっと愛して欲しかった。


愛されたかった。

あたしも蓮が大好きだったから。


「………るいはオレが

好きじゃねぇーだろ?」


「何で…………………?

…―たし蓮が好きだよ?

大好きなんだよ。」


静かに泣きながら

あたしは顔を伏せた。


……すると、いきなり


蓮があたしを


潰れるくらい力強く


抱きしめた。