「あと一週間だよ~

いろいろヤバい…はぁ」

練習の帰り道にため息をつきながら
由紀が言った


「大丈夫だって!

なんとかなる…はず」

あきちゃが励ます



「いいよねー、あきちゃは

ずっと踊りをやってきてるから

覚えるのも早いしうまいし」



「まあまあ、由紀」

「グスン」


わたしが由紀をなだめていると
突然あきちゃが泣き出した