その前に、亀井くんがあんなことにちゃったから。
その場に立ってる3人に、重たい空気がほんの少し流れた。
「じゃあ、今度の休みの日にでも、亀井くんの思い出話とか、絢音と2人でゆっくりしちゃってください。」
ポンと絢音の背中を押した。
「あ…あ…うん。」
少し戸惑いながらも。
先輩がうなずいてくれた。
「じゃあ、あたしは急いで帰らなきゃなので、細かいことは2人で。」
クルリと後ろを向いて。
足早にその場を立ち去った。
だって、これ以上、2人のジャマは出来ないじゃん?
明日の報告が楽しみだ。
なんて、浮かれてた帰り道。
その報告を意外な形で聞くことになった。



