「絶対に無理!!」

強く冷たく完全否定。

尚吾と一緒だって危ないでしょ!?

「あう~。」

目をパチパチさせて。

口をとがらせながらうつむいて撃沈。

そんなかわいい顔をしたって、絶対にイヤなんだから!!

ガラガラと音を立てて、良心とか母性本能ってやつに分厚いシャッターが下りる。

キラキラ攻撃を完全にブロック。

「Gの部屋に住めば?使いたい時もあるから、荷物置き場さえなんとかなれば。」

突然、秀は何を思いついたんだか。

想像もしていなかった言葉に、ポッカリと口が開いてしまう。

「なに?いきなり。」

「使わないとホコリっぽくなるし…って理由。」

「本当にそれだけ?」

怪しい。

ジッと眉をゆがめながら秀の顔を見た。

「まあ、ずっとネカフェにいるわけにもいかないでしょ?鍵もかかるし、尚吾も寝込みは襲えないようになっているから。」

「お~い!!秀ぅ~。」

尚吾が図星を言われて眉をゆがめた。

みんながそれを見て笑っている。

「朝起きてなんかオカシイと思ったら、尚吾が襲った証拠だから。」

「なにそれ?」

笑いをこらえるみんなを見て、不思議そうに聞いた。

秀が必死に笑いをこらえながら

「尚吾さぁ、昔付き合っていた女に…セックスは中出し以外は意味がないって熱く語った…。」

最後まで言いかけようとした瞬間