届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…


「おっ!!紗羽はお兄ちゃんをイケメンと思ってくれてるのか。」

嬉しそうに笑ってる。

「みんなが言うから。」

笑顔を壊すみたいに冷たい口調だけど。

冗談でも言ってないと。

引きつりそうな顔がバレちゃいそう。

「そうだよな。彼氏の方がイケメンだと思うよな。」

なんて遠い目して。

「違うってば!!付き合うとかじゃないの。」

思わず大きな声で否定しちゃった。

「えっ!?じゃあ、デートは?」

ビックリしたかのように、大きく目を開けた。

そんなに困惑しなくても。

最初から付き合うなんて話してないでしょ?