今でも体は反応してしまう。
体に…細胞ひとつひとつに、インプットされているから。
だけど心は引き裂かれていくだけ。
どんなに愛しても、いくらつくしてくれても、亀裂の入った心はミシミシと音を立てて深く裂けていく。
生きてる意味もなくて。
ただの、お兄ちゃんの人形にしかすぎない。
中身が空洞の人形。
たくしあげられたデニムのスカート。
ガッシリとつかまれた両足は、ひざが折られ太ももが開いた形で左右に割られ。
その足の間に、お兄ちゃんの体がのしかかった。
強烈な電流がカラダの芯を貫いた。
「んふっ……!!」
手の甲で唇を抑え、必死に衝撃でもれそうな声を押し殺した。
それでもビクビクと、腰を跳ね上げ反応してしまうカラダに、ミシッと音を立ててベッドがきしむ。
懸命に声を押し殺して、体の中で爆発しそうな熱に耐えていた。
「もっと、声を聴かせて?」
熱を帯びたお兄ちゃんの呼吸が、甘い囁きと一緒に耳にかかる。
答えたくない。



