「だって言ったじゃん?霧生くんと冬槻先生を復活させてあげるって。」

ニッコリと笑った。

「本当にやってくれるとは思わなかったからさ。」

そう言いながら微笑んだ。

「ああ~!!ひどい。霧生くんてば、子供の遊びくらいにだと思ってたんでしょ?」

プックリとふくれ上がるほっぺ。

「…ごめん。今はそうは思ってないよ。」

ポンポンとなでられた頭。

子供扱いされたのがムカついてたはずなのに。

なでられた頭から、ポワンと温かくなって。

一気に心が落ち着くと。

お兄ちゃんの時とは違うキュンとしたような。

トクン…

って、温かく胸の真ん中が落ち着いた。