「今日から、チワワって呼んでいい?」
「はぁ~?何をいきなり。」
眉間に深いシワが寄る。
「ちっちゃいし、よく吠えるっていうか?しゃべるし。目デッカイし。紗羽とチワ…ワ…名前も似ているじゃん。」
クスッと笑った。
「ヒドくない!?人がせっかく、いい報告しているのにさぁ~。」
アヒル口でプイッとそっぽを向いた。
その顔を見ながら、霧生くんはクスクスと笑って
「ご褒美いらない?」
冷蔵庫の中から、ハーゲンダッツのストロベリーを出すと、目の前に差し出した。
目の前に差し出された大好物に、とがっていた口もニッコリと笑ってしまう。
「食べるぅ~。」
うっとりと目を輝かせ、奪い取るかのようにアイスを手に取った。



