オレンジ色だった空が群青色になり、星が輝き始めた。
テンションも下がり始めた時
「何やってんの?」
霧生くんが困惑した顔をしながら帰ってきた。
下がったテンションが一気に急上昇。
「大変!!冬槻先生が電話するって!!ご飯食べに行こうって!!」
勢いよく立ち上がると、霧生くんに駆け寄った。
「何だよそれ?!」
眉間にシワを寄せて硬直している。
まるで、何の冗談だって言いたいような顔。
「今日、いつもみたいに外科に行ったら、冬槻先生に声かけられて。」
信用しない霧生くんにムッと口をとがらせるけど、テンションMAXで今日、外科で冬槻先生との出来事を話した。
「声が響いて近所迷惑になるから取りえず中に入って聞くよ。」
まるで他人事かのようで、冷静に部屋の鍵を開けると中に入って行った。
その後を、飛び跳ねるかのようにあたしが入って行く。
玄関を上がると同時に、話の続きを始めた。
「霧生くん絡みで来たなんて言うから、バレタとか思ったんだけど、勘違いしてくれていて…。」
マシンガンのように報告が止まらない。
霧生くんが歩き回る所、着いて行って。
まるで帰りを待ちわびてた犬のように霧生くんの周りを飛び跳ねながらついて回った。
ピタッと霧生くんの動きが止まった。
振り返り、ジ~ッとあたしの顔を覗き込む。



