ははぁ~ん。
未練はあるけど素直になれないパターンだ。
だって、もし霧生くんを何とも思っていなかったり、他に好きな人とかいたら。
こんな悲しい顔はしないでしょ?
それに、たかが中学生相手に、こんなにイヤミっぽく言わない。
「じゃあ、協力してくれます?」
なんて煽(あお)ってみた。
協力させているかのように見せかければ、色々と都合もいいし。
適当な理由をつけて2人きりで会わせやすいじゃん?
「…いいよ。」
少し寂しそうに笑った。
これはチャンスとばかりに、ニッコリと笑うと。
「今度3人でご飯食べに行きましょう?それなので、霧生くん誘ってくれます?」
ジッと冬槻先生の目を見た。
まあ、あたしは適当に帰るけど、2人っきりで会う口実さえ作っちゃえばこっちのもの。
ニンマリ笑いそうな口元を必死にこらえた。
「…分かった。霧生くん誘ってみるね。」
少し考えながら。
コクンとうなずいた。



