夢の中で見た君。

「んじゃ、またねー♪」

「はい。また学校で。」

「じゃあな祥。」

「おう、またメールする。」

もう夕方になって、

店の前で鏡ちゃん達と別れる。

劉も友達に会えたからか、少し嬉しそうだった。



「・・にしても驚いたなぁ。」

「祥君と知り合いだったなんてね。」

夕暮れで、少しオレンジに染まる空の下

あたし達はいつもどうりの道を歩く。

「楽しかったな。」

「うん。また会いたいな。」

「祥に?」

「うん。」

あたしが答えると、

劉は少しだけ口を尖らせて

「俺とどっちが好き?」

なんて、らしくもないことを聞いてくる。

「・・・劉に決まってる。」

「よく出来ました。」

劉はいつもの意地悪っぽい悪魔の笑みを見せて

あたしの頬にキスをした。